#HYBEは至急チョン・バビ氏が関わった楽曲について対応してください。

 

 

『Proof』のトラックリストが公開されてから2週間が経とうとしています。

 

news.kstyle.com

 

トラックリストが公開されてから一部ファンによるハッシュタグなどを用いた抗議も多く見受けられましたし、実際に私もそのハッシュタグを用いたツイートもしましたが、今日(23日)までの間にHYBEによる対処、および本件についての現状報告など、何の声明も発せられなかったことをとても残念に思います。

 

当然、数日の間で本件の声明を出すことは困難でしょう。しかし、本問題はもっと早い段階で"対処すべき問題である"と認識されていてもおかしくなかったのではないでしょうか。

現在HYBEがどう動いているのかはわかりかねますが、現在までの状況にとても残念な気持ちでいっぱいです。


正直『Proof』もフェスタも楽しみな気持ちより「このまま発売されてしまうのだろうか……」の不安が勝ってるように思います。

順に公開された各メンバーのProofインスピレーションにグッときながらも、ずっとこの問題が頭の片隅にありました。せっかくのカムバなのに本当に悲しい。

 

 

↑ 私がしたツイートのひとつです。実際に使ったハッシュタグについても様々な意見が見受けられましたが、私は使うことに問題はないと思います。


本問題については、いうまでもなく、HYBEからはなんらかの説明がほしいですし、然るべき対処をとってほしいと思っています。

そのためにできることは全部やりたいと思うのですが、なにぶん体力も足りないので、SNSでは一発ここ見たらわかる!程度の土台があったほうが自分にとっていい気がしたので、書いてみることにしました。

長く、読みにくく、かつ稚拙な文章ですし、絶対後から文章直したりすると思いますが、よろしければご覧ください。

 

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チョン・バビ氏による性加害が明らかになったのは2020年11月です。
被害者も複数名おり、極端な選択をした方もいる性暴力事件です。
この事件が発覚してからすでに一年半ほど経過していますが、現在もなお公判中であり、彼はすべての罪を認めていません。(22日現在)

そして、5月10日に公開された「7人のメンバーが自ら選定した」と言われる2枚目のトラックリストには、上記チョン・バビ氏が参加した「Filter」が収録されており、クレジットには彼の名前が記載されたまました。


変わらずチョン・バビ氏の名前がクレジットされるということは、事件発覚後からトラックリストの公開までのあいだに事務所として対処はなかったことを示しており、すなわちこの性加害の事件もグループに関わる問題として認識されていなかったととれます。

たとえメインで楽曲に関わっておらず、少ない配当であったとしても大きな利益に繋がることは自明であり、現在もなお公判が続くチョン・バビ氏の楽曲における権利の対処をしないということは、HYBEが性加害を問題と捉えていないととることができます。

つまり、現在もなお、私たちはアルバムを購入するたびに、サブスクリプションを経由して楽曲を聴くたびに、性加害者であるチョン・バビ氏に利益が生じる状態に加担している状態です。

 

さて、BTSUnicefとの#ENDviolenceのみならず、この一年半の間にも多くの肯定的な信念を掲げ、さらに多くの人に愛されるグループになりました。
ファンダムはどれだけ大きくなったでしょうか。私たちは何度彼らの活動に心を打たれ、癒され、勇気づけられたでしょうか。彼らの音楽を、公演をどれだけ愛してきたでしょうか。私たちは何度チョン・バビ氏の名前がクレジットされた楽曲を聴いたでしょうか。これらの楽曲をどれだけ大事に思ってきたでしょうか。

 

私はすべての暴力の根絶を願っており、それに通ずる信念を掲げるBTSを愛するARMYでもあります。
この私がARMYとしてBTSを愛することで、なぜ被害者ではなく加害者に加担する仕組みに組み込まれてしまうのでしょうか?本当に心外です。

 6月発売予定の『Proof』はすでに予約販売を開始していますが、現状予約のキャンセルはできません。すなわち、すでに予約購入した私を含め、多くのARMYが性加害者に利益をもたらしてしまうのです。


本問題の本質は、"『Proof』に「Filter」が収録されたこと"ではありません。
"「Filter」の楽曲クレジットが事件発覚以前のままであること"です。
つまり、事件発覚後すぐにHYBEが何らかの対処していれば、私たちARMYは性加害者に利益をもたらさずに済んだのです。

 

なぜ、アーティストによる「すべての暴力を終わらせよう」というメッセージにも深く共感したファンが、性加害者の利益をもたらす仕組みに加担せねばならないのでしょうか。

 

BTSは、なぜ暴力の根絶を目指すメッセージを発しながらも、加害者の利益に繋がる活動をする矛盾を背負わねばならないのでしょうか。

 

私たちは、なぜこのような気持ちでカムバック、およびフェスタを待たねばならないのでしょうか。

くりかえしますが、この問題を放置することは、性加害は問題でないと認識しているといえますし、それはアーテイストが掲げてきた信念に矛盾を生じさせることになります。

 

このままHYBEがなんの声明や対処もすることなく『Proof』が発売されれば、抗議の矢は表にでる彼らに向かうことは想像に難くありません。


しかし、彼らが本件についてのすべての責務を負い、抗議を受ける必要はあるのでしょうか。

 

本問題について、対処する責務があるのはBTSでもファンダムでもありません。

また、楽曲そのものにも罪はありません。
問題の責務は楽曲に関わった人間による性加害であり、その性加害を問題とせずに放置した事務所・HYBEの対応にあります。

 

BTSとARMYに性加害を含む暴力を肯定させないでください。
大事に思っていた楽曲を、このまま大事にさせてください。

トラックリストが発表されるまでの間に、なんの対処もされていなかったことはとても残念に思いますが、現状何らかの対策をしている段階であると信じています。権利の都合や、会社としての対処や結果を報告できる段階まで想像に難くありません。
発売までの間になんらかの形で対処していることが明らかになることを強く願います。

今回の問題について、アーティストが矢面に立ち、火の粉を浴びる事がありませんように。
アーティストがこれまでの活動で積み上げて来た信頼が崩れませんように。
私を含むARMYが、すべての楽曲を心から愛することができますように。

 

最後になりますが、どうかチョン・バビ氏が罪を認め、罪を償うこと、被害者が心身ともに一刻もはやく回復することを願います。私はすべての暴力を否定し、すべての暴力の根絶を目指します。

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この文章の文責はすべて私(Twitter@odnstation)にあります。

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